挿し木でローズマリーを増やす
ローズマリーの増やし方には「種」で増やす方法と、「挿し木」で増やす方法があります。今回は挿し木で増やしてみます。
春先にローズマリー「ミス・ジェサップ種」と「アープ種」を畑に植え付けしました。1株だけダメでしたが、後は全て根づきました。
6月に入ってからの植え付けで少し遅いので心配しましたが、成長はまずまずのようです。しかし栽培してみてわかった事ですが、種類によって育ち方に違いがあるようです。
アープ種は成長が遅く、枝葉の勢いが少なく根張りも弱い。
ミス・ジェサップは根付きがよく、枝葉の成長が良い。
土壌や生育方法にもよると思いますが、私の畑の環境では育ち方に違いが見られました。育成といってもたまに草むしりくらいで基本放置しているだけなのですが、元肥も入れていませんでしたからそのせいもあるかもしれません。
調べてみるとN-P-Kの割合が同程度のものが良いようなので、これから畑に植え付けした株は剪定でダメージをおいましたので、追肥をしておこうと思います。冬の寒さを乗り切ってもらうためにも株に元気を与えたいところです。
まずは元気の良い枝を収穫
今回はアープ種、ミス・ジェサップ種各々100株くらいは増やしたいところです。元気の良さげな枝を収穫してみました。挿し木がメーンなのでバケツに水を張り剪定した枝をすぐに入れています。
約1時間そのまま水をたっぷり吸わせます。
枝には根がないので給水がままなりません。しっかりと水を含ませませましょう。
そして、種まきや挿し木用のトレー(底面に水はけがよいようにメッシュになっているもの)にホームセンターで買ってきた育苗用の土をすりきり一杯に敷き詰めます。
今回使用した土はこちらです。ホームセンターで1袋約1,000円ほどでしょうか。合計8トレー作り、土は2袋使いました。
使ってみてわかりましたが、この土は保水性もよく、また空気をよく含みますので挿し木には良いと思います。
発根を促すために薬を使用
今回、発根を促すために根元部分に薬を使用しました。発根促進剤としては定評のある「ルートン」を使用しました。ホームセンターで約200円程で購入できます。
写真のルートンはAmazonで購入したのですが、近所のホームセンターで安く売っていたのを後から気付いたのでした。
枝にたっぷり水を吸わせた後、挿し木の根元にルートンを塗布。筆で軽く塗ってあげれば完了です。
その後あらかじめたっぷりの水を含ませた土に斜めに植え付けます。垂直に植えると枝が安定しないので斜めの方が土にしっかり刺さるので斜めの方が良いと思います。成長するに従ってまっすぐに立ち上がります。
比較的明るい日陰で育成します
後は挿し木をした苗をどこに置くかですが、明るい日陰が良いようです。直射日光に当たるとまだ根のない枝にはダメージが大きく枯れてしまいます。かといって全く日が当たらないと光合成をしないのでそれはそれで植物にはよくありません。なので比較てき明るい日陰が良いようです。
雨に当たるとせっかく丁寧に植え付けした苗にダメージを与えるので、直接雨が当たらないところに置くことも必要です。ビニールハウスでもあれば良いですが、プロの農家でなければそのようなものはありませんので、家の裏の軒下とか雨が当たらず、直射日光を避けられるところに置くと良いでしょう。
水やりに注意
水は土の表面が軽く乾いたらたっぷりの水をあげる感じです。乾きすぎると水分不足で枯れてしまいますし、水浸しでは根に酸素が行き渡らないのでこれもよくありません。なかなか塩梅が難しいですが、苗の様子を見ながら水をあげるのが良いと思います。
根がでるまで2〜3習慣程と聞いています。それまで水やりを欠かさぬようにすれば、来春に畑に地植えができる苗が育ってくれるでしょう。
挿し木の費用
今回の挿し木にかかった費用ですが。
園芸用トレー→8個(1個100円程) 合計800円
育苗培土→2袋(1袋1,000円程)合計2,000円
ルートン→1個(15g入り400円程)合計400円
ハケ→1 本(なんでもいいです100円程)合計100円
総合計3,300円
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